袋井市立図書館
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第1回 歴史に裂かれた「田原村」

田原村は、明治22年に彦島の名倉太郎馬らが中心となって、現在の袋井・磐田市境にできた静かな農村でした。大正14年の国勢調査を見ると、398世帯、2,159人の人口で、米・茶・甘藷・煙草を産し特に野菜の栽培が盛んでした。

村名の由来は、村内を流れる「太田川」と「原野谷川」から一文字ずつとって「田原村」と名付けたそうです。当時の田原村には、玉越、西島、三ケ野、明ケ島、彦島、松袋井、新池の7つの大字がありました。村の境界は、東は木原・高尾に接し、南は諸井・長溝・新貝に接し、西は西貝・大久保に接し、北は岩井・小山に接していました。

田原村では、昭和29年春頃から合併問題が持ち上がり、磐田派と袋井派の意見が対立して大騒ぎになりました。村内ではたびたび県の仲介を受けて話し合いが持たれ、昭和31年についに磐田市と合併することになりました。しかし、同時に新池・松袋井・彦島の一部は分かれて袋井市に編入する「分村合併」となり、長い村の歴史が終わりました。この頃、県内には合併に伴う騒動が各地に起こりました。静岡県人は昔から郷土を愛する気持ちがより強かったのでしょう。(Y)

参考文献

『静岡県市町村合併沿革誌』(S317 シ)

※袋井市の歴史を調査研究の場合は、袋井・浅羽図書館の郷土資料コーナーをご利用下さい。

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